結婚式においてなくてはならないもの

結婚指輪といえば、もはや結婚式においてなくてはならないものとなっています。歴史という観点からもそうですが、その歴史を知らなくてもう昔からの慣習に従ってしていると、本来の理由というものを実はよく知らずに女の子の憧れとして利用している人もいると思います。特に結婚指輪ほどアクセサリーの中では非常に重要な意味を持つようになっている、現代では付けているのと外しているのとではその意味が大きく異なってきます。結婚指輪なんて誰でも結婚したら付けているものと思っている人もいるでしょうが、実はこういうところにも個々人の考えで結婚指輪に対する考え方が違っていたりします。元々アクセサリーなんて付けない、もしくは付けるけど必要以上に付けない、仕事柄付けているとなくす危険性がある、等の理由が関わってくることで結婚指輪をしていない人も実際に多く存在しています。これに関しては礼儀がなっていないとか、結婚しているくせに結婚指輪をはずしているなんて頭がおかしいんじゃないの、と思う人もいるかもしれませんが本当にそうでしょうか?確かに結婚指輪をしていることで既婚であることを示す大きな手がかりにもなりますし、していることでその夫婦の愛情を表現していると、そんな風に理解しているといった考えを持っている人もいるかもしれませんが、その考えが全ての人に共通している事はまずありません。こういうところでも人間観における物事の価値観は異なってくると言えます。どんな風に考えているかは人それぞれとしておいて、話をしていきましょう。

結婚指輪は結婚式において非常に重要な意味を持ってきます、日本も指輪という装飾品は古代には存在していませんが、今では神前式にもキチンと指輪交換を用いるための場が用意されています。コレは指輪というものが日本に入ってきたことで取り入れられた慣習といってもいいでしょう、ちなみに神前式には西洋式の結婚式とは違って新郎新婦が誓いのキスをしますが神前式ではその場は設けられていないのも、これは神様に対しての考え方が違うからかもしれません。神前式ではキスも代わりに大中小の3つの杯でお神酒を飲むことで神様に婚儀を執り行ったことを報告することになります。日本伝来の宗教というものは何でもかんでもお酒がすぐに出てくるのは七不思議か何かでしょうか、ここでもしもお神酒として出されたものが物凄い強いお酒で新郎新婦のどちらかが下戸だったら式どころではなくなってしまうかもしれませんね。

くだらない事はおいて、話の軌道修正を行うとしましょう。こうした結婚指輪はもちろん式前に購入しておくことになりますが、そんな結婚指輪を婚前から指輪交換までに置いておくための土台として用いられるものとして『リングピロー』というものがあります。直訳すると『指輪の枕』となります、指輪に意識があったらそこで豊かな安眠を促されるのかもしれませんね、きっと安らかに現代社会の穢れきった世界のことを一時的に忘れられるだろうと、そんな安寧な眠りにいざなってくれるためのもの、ではないですね。このリングピローを用いることは実は日本でも現在ではかなりメジャーなものとなっていますが、西洋社会においてリングピローを用いることはとても由緒ある伝統的な婚前儀式の一つとして用いられてきたという歴史があります。そしてある意味では先ほど直訳した枕という表現も全体的な意味として間違ってはいないことを念頭において、この結婚指輪のために用いるリングピローについて話をしていきましょう。

婚前から指輪交換までに利用される神聖な婚前アイテム

このリングピローは指輪交換時までに利用されることになりますが、これは結婚式に持込が可能となっています。そのため、結婚指輪はもちろんですがこのリングピローについても取り入れているなら用意するピローにも気を配って神経を研ぎ澄まして選んでいる人もいるかもしれませんね。こういう時男性は決まって何でもいいじゃんとどうでもいいような表情をして決めかねている姿に嫌気が指しているのを見て、女性がキレて喧嘩の原因となって結婚式寸前に分かれることになった、なんてエピソードが実際にあるのかもしれないと考えたらリアルにありそうなので考えるのは止めておきましょう。

リングピローは結婚式の指輪交換時に式に同時に持ち込むことになりますが、ピローを新郎か新婦のどちらかが持参して入場してくる、といったシュールな展開はありません。こういう時にきちんとリングピローを運んでくれるための要因として小さな男の子が選出されます。詳しい年齢が記載されている資料がなかったので一概には言えませんが、小学校低学年が限度かもしれませんね。何で少年なのかも疑問に思うところですが、こうしたリングピローを式当日にて運んでくれる存在を『リングベアラー』と呼んでいます。ではリングベアラーは絶対に必要なのだろうかと不安に思う人もいるかも知れません、知り合いに男の子とがいないからタレント事務所に依頼してお金を出してもらって、正真正銘可愛い男の子にオファーする、なんてことを実行する人はいないとしておきましょう。例え知り合いに男の子の家庭がなくても全く問題なく、いない場合には牧師様が用意してくれることもあるので過度な不安を抱く必要は全くないでしょうね。

リングピローを利用する由来

リングピローはまさしく発祥当時は小さな枕上のモノに載せていることが原点となっていますが、今では枕状に捉われることなく創意工夫と女の子の憧れを体現したようなお洒落なものまであります。時代を超えるごとにリングピローも見方によって異なってくるとはいったものですが最近のは中々個性豊かな商品が取り揃えられています。それについてはこの次に詳細を述べるとして、まずはこのリングピローというものに込められた願いや由来について話をしましょう。

リングピローは指輪交換を終えたらその役目を全て終えることになる、ということはなくむしろ結婚式後においてこそ、そこに込められた願いがようやく意味をなすようになります。どういう風に使うのかというと、結婚式に使用したリングピローを生まれてくる赤ちゃんに3日間ファーストピローとして用いることで、赤ちゃんが健康で幸せに育つことが出来るとそんなおまじないが込められているのです。そこに別の念を込めてしまえた願いから呪いとなってしまうこともあるので、気をつけてくださいね。

この由来に関して、西洋から誕生したものだと思われがちなのですが、実際には日本で生まれた伝統と考えられているのです。実際に疑問に思ったウェディングプランナーがこの由来を知っているかどうかとたずねられたときには知らないと答え、更にその他にも尋ねたけれど知らないと答える人が多く、結果として誰も知らないという事態になりました。詳しい由来は発祥に関しては詳細な事実は判明していませんが、日本人がオリジナルで作ったと考えられている可能性が非常に高いとされています。日本人は本当に独創的に富んでいるというかなんというかですが、では西洋における本来のりんぐぴりローの歴史とは一体何なのでしょう。こちらについては以下のような歴史があります。

  • 古代エジプトにおいて結婚式が行われている間は、宝石を装飾的な枕状のモノの上に乗せて飾る習慣があった
  • 侍従や召使などが王族、皇族方に何か渡す際に、直接手で渡すということはなくピローに乗せて渡していたから
  • ヨーロッパで結婚指輪を交換することが一般的になった

上記のような風習が結合したことによって、ヨーロッパの結婚式においてはピローの上に宝石ないし指輪が乗せられて運ばれることになった、これが本来のリングピローの歴史となっています。確かにこの歴史を見てもどれも単独でリングピローの歴史に繋がるということはないのが分かると思います。特に古代期においての結婚というものでは必ずしも指輪が結婚をしたということを意味していることに繋がっているということはなく、指輪ではなく宝石を交換することによって婚儀が成立していたと考えていた風習も存在していたと考えれば納得がいくかもしれません。

現代においては

では現代においてこのリングピローはどのように用いられているのか、ということですがまずその話を最初にする前にリングベアラーについて話をする必要があります。まずリングベアラーについてですが現代の欧米においては新郎新婦どちらかの親戚から男の子を選出することから始まります、広く見ればどこかに存在していると考えておけばいいかもしれません。そして無事に男の子を選抜することが出来たら、式へと繋がっていくことになります。

この時ですが、ではこの幼い少年にそのままリングピローに乗せられた結婚指輪を運んでもらうのかと思うかもしれませんが、さすがにそういう訳にもいきません。もしも式の最中にリングピローを落としてしまうといったことになれば、大変なことになります。運悪く穴などのハマって落ちてしまうものなら、正直縁起という面では良い思いはしませんね。ではどうしているのかというと、リングピローに乗せている指輪に関しては実はイミテーションを代わりに置いておいて運んでもらいます。ではこの時本物の指輪はどこにあるのかというと、無事に牧師の元まで運ばれたところを確認するとベストマンないしメイドオブオナーが本物の結婚指輪を持参しており、届けられたのを確認すると本物とすり返します。子供ながらに大事なことをしたと認識があるかもしれませんが、最近の子供は意外とこういうところは既に気がついていたりするので、内心では冷めている子供もいるかもしれませんね。夢がないなぁと感じる人も居るかもしれませんが、実際に実態を探ってみるとこんな顛末も実際に存在していることもあるので、もしもそんな一幕を目撃したときには所詮そんなものだろうと、現代社会の荒びを実感するかもしれませんがそういうものだと認識しておきましょう。

さて、こうした風習は古代ヨーロッパにおいてはリボンや縄で自分たちを一つに結ぶことが【約束】を意味しており、こういう経緯で結婚を表現していたこともあって、リングピローについている紐には『新郎新婦の永遠なる愛の近いと、その愛を約束する』と、そんな意味が込められているといいます。偽装結婚とかだったら元々愛など存在しないかもしれませんが、別問題として考えておきましょう。

リングピローの形状について

さて、こうしたリングピローとして用いられるものの形状についてですが、もちろんクッション型の枕をイメージしたものもありますが、最近では本当に色々なリングピローが存在しています。それこそ日本で誕生したはずの由来を実行する事は不可能となっているものもあります。どういうものがあるのかというと、ブーケをイメージしたものやぬいぐるみが指輪を持つようにデザインされたもの、変り種としては、ガラスの靴というものもあります。これはなんでしょうか、夢のような時間は少ししか続かずに、後は苦労と後悔と侮蔑が待っている人生なんだけどこの時ばかりは夢を見ていたいと、そんな風に暗示が込められているのかもしれませんね。考えすぎのような気もしなくないですが、一時の時間しか使用しないことを考えたらそういう意味合いもあるのかもしれません。

形もそれぞれですが、その他にもリングピローの色合いも結婚式の色調に合わせて製作しているか、白のシルクで出来ているということもあります。とはいえ基本的に既存の方というものは存在していないので、何を利用するのも個性的で利用することも出来るようになっています。極論から言わせて貰うと別段洋風にこだわりを見せるだけではなく、和風仕様のリングピローといったものもありとなっています。ですが西洋風の教会で結婚式を挙げるのに和風は不釣合いですから、和を取り入れたリングピローの場合には神前式で用いられると考えたほうが自然かもしれませんね。結婚指輪というものも結婚式という儀式においては非常に重要な意味を持っていますが、結婚式までに置いておくための婚前道具として用いられるリングピローというものも実はそれなりに注目すべきアイテムとして利用されていることが結婚を決めた人達にとっては悩みの種になるかもしれませんが、最高の思い出にすることを考えたらより印象のある思い出が刻めるようなリングピローを利用する人が多いのかもしれません。