力の指輪は基本的にサウロンの影響下を受けている中で

一つの指輪という存在はもはや世界中の人々が知っている作品となっていますが、作中で登場してくる力の指輪と総称されている指輪は基本的にはサウロンの影響を受けることになります。それは人間達に手渡された9つの指輪に関してもサウロンの力に当てられたことで所持していた人間達は、すべてサウロンの手下として闇に堕ちることとなってしまったのです。その中の一人に映画にも登場した『アングマールの魔王』といえば誰だか分かる人もいると思います。

しかしサウロンの力に影響されてない力の指輪も存在しています、それは『三つの指輪』と称されているモノで、こちらはサウロンがエルフに変装して技術を盗み去った後の鋳造された指輪でもあったため、その支配下に置かれることが無かったのです。力の指輪としては自由に扱うことができるようになっていましたが、結局最後にはサウロンの影響を受けるように仕組まれてしまっていたため、サウロンの目的に気付いたエルフ達の手によって、この三つの指輪は戦争終結までエルフ達の手によって隠されることになり、その後密かに中つ国から運び去られるようになった代物となっています。劇中ではそれほど登場しないものとなっていますが、気になりますよね。ということで、この三つの指輪について話をして行くことにしましょう。

炎の力を宿す指輪、ナルヤ

三つの指輪の一つである『炎の指輪』、『赤い指輪』とも呼ばれているナルヤというものがあります。何だか中二病な匂いを醸し出していますが、それを言ったら指輪物語そのものがそうなってしまうので気にしないでおきましょう。

この指輪ですが、コレは指輪物語の後日談として描かれた『終わらざりし物語』において、エルフとサウロンの戦争の始めに、力の指輪を技術を手に入れることになったある意味始まりの地となっているエルフの谷の一つであるケレブリンボールがノルドールの上級王であったギル=ガラドによってエルフの王の一人であるヴィルヤと共にナルヤに与えたものとされています。ガラドは副官でもあったミスロンドの港の領主でも会ったキーアダンにナルヤを任せることになります。キーアダンはガラドの死後もナルヤを守り続けることになったことで、事実上の所持者と考えて問題ないでしょう。

その後キーアダンは、ガンダルフの本性をヴァリノールのマイアールの内の一人であると見抜いたことで、支援するために指輪を託することを決めたといいます。

指輪の持つ能力として『周りに倦み疲れないように力を与えるだけでなく、他のものを圧制と支配と絶望から逃れるように促す力を所持している』と言われています。コレはつまり端的に所有者以外の人間に希望を持たせることが可能となっていることを意味していると考えられています。

水の力を持つ指輪、ネンヤ

三つの指輪の中で水の力を宿している指輪として、アダマントの指輪となっている『ネンヤ』もまた力の指輪の一つとして称されているものとなっています。このネンヤは魔法金属ミスリルで作られており、そこに『白い石』が飾られている。この石はダイアモンドとして語られることもあればアダマントとであるとする考察も存在していますが、詳しい事は判明していません。

指輪はローリエンのアラターリエルとして知られているガラドリエルが身に帯びており、まさしく星のような輝きを身に纏っていました。

このネンヤの力は保持・保護、さらに邪悪からの可能な限りの隠蔽を目的とした能力を秘めています。ネンヤに守られていたために、この指輪を守護していたロスローリエンはサウロン自身が赴いて攻撃をしない限りは陥落することはないとまで言われていました。その後ガラドリエルはロスローリエンを作り保持するためにネンヤの力を行使することにしましたが、これは彼女自身が不滅の国に戻りたいという回帰と、海に憧れる気持ちを促すことになってしまったために、更なる望みを増すような作用を生み出してしまいます。一つの指輪が破壊された後は他の指輪同様に力を失ったことで、その後中つ国から運び去られることとなります。

大気の力を宿している指輪、ヴィルヤ

最後に大気の力を宿している指輪として、『ヴィルヤ』が三つの指輪の最後の一つとなっています。この指輪はサウロンがエレギオンを荒廃させた後に、ヴィルヤは遠く離れたリンドンのエルフの王であるギル=ガラドの元へ送られることになります。その後エルロンドに与えられる事になり、最終的にはヴィルヤの所持者となります。ガラドは指輪分配の時にノルドール・エルフの上級王であったこともあり、三つのエルフの指輪の中で最も強力なものを扱うにふさわしいと考えられていました。

他の二つの指輪と同様に、ヴィルヤにも宝石が飾られています。こちらは金のバンドに大きな青い石がはめられていることから『サファイアの指輪』とも呼ばれるようになります。別の呼び名に関しても、エルフの他の指輪を卓越することを意味していることから『大気の指輪』、もしくは『青い指輪』とも呼ばれていました。三つの指輪の中では王の帰還にてその存在を言及されているなど、隠されて這いましたがそれでもその力は絶大なものとして知られていたのです。ではこの指輪にはどんな力が込められていたのかというと、それは具体的には紹介されていませんが癒しと保護の力が宿されているとも考えられています。