指輪物語なんだから、指輪は非常に重要な存在となっています

そんなトールキン氏が作り出した指輪物語ですが、当然タイトルどおり指輪を題材にしている作品となっています。というよりも指輪という存在が無ければこの作品そのものが成り立つことはありません。劇場作品においても常に指輪を持つものを付け狙っている、指輪を死の山の火口に放り込むことで冥王サウロンを倒すことが出来るとして物語は始まることとなりますが、その指輪物語における最も根本的な主題となっている『力の指輪』という存在は、やはり世界的に見たときに知られている指輪というモノではないでしょうか。この時に用いられる力の指輪とは作中に登場する20個の指輪の総称となっていますが、大体はサウロンの持っていた一つの指輪として語られていることがほとんどとなっています。指輪という存在を話す上では非常に欠かすことのできないものとなっていますが、この指輪の存在を巡って人間と魔族たちとの戦争が繰り広げられることになります。

この力の指輪というものは物語全体を通してテーマとなっていますが、必ずしも所有者であるサウロンが探しているだけでなく、その他勢力からも狙われることになりますから作品を知っている人達なら知っていると思いますが、主人公の道のりは非常に険しいものとなります。しかしこの指輪はそもそもサウロンの力をそのままに影響を受けているために、所持しているだけでサウロンそのものに徐々に支配されていくことになってしまいます。この時所持しているところをサウロン本人に見つかるようなら、その支配は完全なものとなってしまうので、作中のクライマックスでは見つからないかどうかと冷や汗ものだったなぁと考えていました。

さて、この指輪ですが、元々エルフ達の手によって作られたモノとなってみましたが、サウロンがそんなエルフ達の技術を盗み出すことに成功し、その後力の指輪である『一つの指輪』を鋳造して所有することになります。力の指輪として称されているのはサウロンが所持している物が基本となっていますが、その本来の意味するところは同種の20個ある指輪を意味しています。この指輪はエルフに『3つ』、人間に『9つ』、ドワーフに『7つ』、そしてサウロンが自らのために鋳造した指輪の計20の指輪を意味しているところがその本来意味する力の指輪となっています。では指輪物語に登場する指輪について話をして行くことにしましょう。

一つの指輪について

指輪物語においては中心キーアイテムとして語られているサウロンが自らのために作り出した一つの指輪となっていますが、こちらの指輪は別名に『主なる指輪』、『支配する指輪』として語られています。本来はサウロンが所持していた指輪となっていましたが、その後偶然にも指輪物語の主人公である『フロド・バギンズ』の祖父である『ビルボ・バギンズ』が手に入れることになります。当然本人はそんなことを知る由もありません、まさかこのアイテムがサウロンにとって最大の仮名目であると同時に最大の弱点となっているなど、夢に思うことも無かったでしょう。

表面は単純に金で鋳造されていますが、一つの指輪は作られた火口で無ければ破壊することが出来ないとされているため、事実上破壊する事は不可能とまで言われていたものとなっています。ここから物語が始まっていくわけですが、ここではその話は置いておくとして一つの指輪について話をしていきましょう。

一つの指輪は純金製となっており、いく何額的に完全な円として形作られており、完璧さと純粋さは見るもの全てを虜にするような魅力を持っている指輪となっていました。指輪は付ける者の指に適合する、もしくは裏切って抜け落ちるためその大きさを自在にすることが出来る特徴を持っています。この指輪を付けた本人は現実世界とは切り離された幽界へと姿を隠せるような能力を秘めていますが、魔族などに対しては逆に指輪を付けていることを証明していることを意味しているために、魔族から逃れるためにこの指輪を付けてしまうとかえって逆効果になってしまいます。この時、指輪の力を自らの意思で従属させることの成功したなら、サウロンが指輪を無くす前の力全てを行使出来るといったこともあって事実上手に入れた者が全てを支配することが出来る指輪と称してもおかしくないでしょう。

しかしこの指輪を所持すると指輪自身が持ち主に手放すようにと強制的に感情を働かせる効力を備えていますが、それに抗ったとしても徐々にその精神は本来の持ち主であるサウロンの魔力によって闇へと魅入られるように蝕まれることになります。これに関してはサウロンはそのような性質を付ける事は考えていなかったとの考察もありますが、それもそうかもしれません。まさか彼自身がこの指輪を紛失してしまうなど考えもしなかったことだろうと、筆者も作品を見ているときに感じたものです。

指輪を御することが出来るものが現れればその力を行使することも可能とされていましたが、やがては完全に指輪のその精神が奪われることとなってしまい、新たな冥王を生み出してしまうと考えられたためにこの指輪を用いてサウロンの軍勢に対して犯行作戦を展開していこうという結論には至らなかったのです。しかしこのまま残しておくにしてもいずれサウロンに発見されてしまえば、中つ国全てが滅ぼされてしまうため破壊するといった一択しか道が残されていなかった、ということに繋がるのです。

一つの文字に彫られている文字について

一つの指輪の特徴といえば、やはり普段は見ることができない文字でしょう。火で加熱することで視認することが出来る火文字となっていますが、これはサウロンの燃えるような手を指輪が恋うる為であるとされており、ここの刻まれている言葉がモルドールにおいて暗黒の言葉とされています。表記されている言葉の意味は次のようになります。

  • 一つの指輪は全てを統べ、
  • 一つの指輪は全てを見つけ、
  • 一つの指輪は全てを捕らえて、暗闇の中に繋ぎとめる