指輪を題材にした物語

J・R・R・トールキン氏がこの世にその名を知らしめることになった作品、もはや現在では勇名にもなっている作品である『指輪物語』ですね。こちらの作品は元々小説が原点となっていますが、作品を見たことがないという人でもさすがに劇場作品として鑑賞したことがある人もいると思います。劇場作品のタイトルとしては『ロード・オブ・ザ・リング』であり、劇場作品として実写化に用いられたのは『旅の仲間』・『二つの塔』・『王の帰還』の三部作として公開されました。筆者も指輪物語はそれまであまり知らなかったのですが、この劇場作品から観賞した事でドップリと世界観には丸ハマリしました。ただ長いんですよね、劇場作品は第一部と第二部に関してはDVDで観賞して、その後第三部については劇場で観賞をしましたがやはりどの作品も非常にクオリティの高いものとなっていましたが、作品一本で時間として3時間という長丁場過ぎるものとなっています。第一作目を観賞したときはこれほど長い映画作品を今まで見たことが無かったこともあって、自宅で観賞疲れをしてしまうというちょっと稀有な体験をしました。

筆者の個人的な感想などは置いておくとして、指輪物語についての考察に移る事にしましょう。現在ではこの指輪物語の中にある作品の『ホビット』が劇場作品として第二部が絶賛公開されていますが、拝見した人もいると思います。筆者は最近のところクソ忙しかったこともあって映画鑑賞なんてものをしている場合ではありませんでした。もはや定番となっているこちらの作品の特徴としては、ファンタジーの代表作品としては定番中の定番である魔法や妖精が存在している『ハイ・ファンタジー作品』として語り継がれているといいます。そしてこの指輪物語は現在までになんと世界で1億部も発行されているほどの大ベストセラー小説としてもその名を世界中の人々に知らしめています。ファンタジー関係の作品を書いている作家さんなら一度は見たことがあると言っていいかもしれませんね。20世紀においては代表的な文学作品としても取り扱われているほどの者となっていますので、トールキン氏の残した最大の遺産と評して問題ないでしょう。

指輪物語の構成について

そんな指輪物語の構成について話をしていきますが、こちらの作品を執筆するに際してはトールキン氏もそれなりの時間を掛けて完成へとこぎつけたことが伺える。それもそうだろう、これほど完成度の高い作品を数年単位で作れるようであるならそれこそ本物の天才と評して問題ないでしょう。トールキン氏も構成から執筆、そして出版までの時間を考えても最低で30年以上もの時間を掛けて完結編まで出版することが出来たものとなっています。ここまでに来るのにトールキン氏と出版社側では色々と揉めるに揉めたという事実が言われています。

現在公開されている劇場作品としては指輪物語の前日譚となっている『ホビットの冒険』を原作とした作品となっていますが、実はトールキン氏はこの続編に当たる指輪物語については本来執筆予定の無かった作品だったというのです。では何故書くことになったのかは、やはりここでも出版社がどうしても書いてみないかという声を掛けられて渋々要請を受けることになったというのです。こういうところだけでは昔と今も変わらないところというのが少々悲しくなりますが、まぁいいでしょう。出版社のあるいみグッジョブな働きもあって指輪物語の執筆に取り掛かることとなりましたが、トールキン氏が完璧主義者であったことも関係して執筆ははかどらなかったそうです。

そしてトールキン氏は指輪物語は一巻本として出版しようと決めていたらしいのですが、その当時が第二次世界大戦ということで紙不足という事態に陥ったために頓挫してしまいます。その代わりということで全三巻に分けた先ほど紹介した三部が出版されることになりました。しかしこのタイトルを付けるときにもトールキン氏は難色を示すことになってしまったことがあるといいます。それは最終巻となっている『王の帰還』についてです、コレはその前の作品を呼んでいるならこれが何を意味しているのだろうと思うと順序良く見た人ならすぐに分かるでしょう。見ていない人からしてもコレがどういう内容なのかとある程度は把握できると思います。書いている人間の気持ち、コレはトールキン氏本人でなくても確かに難色を示してしまいます。ちなみにこのタイトルを決めたのは最終的には出版社となっています。ではトールキン氏はどんなタイトルにすることが理想的であったと考えていたのかというと、それは次のような構成がトールキン氏本人が望んだものとなっています。

  • 第一部『影の帰還』
  • 第二部『指輪の仲間』
  • 第三部『アイゼンガルドの叛逆』
  • 第四部『モルドールへの旅』
  • 第五部『指輪戦争』
  • 第六部『王の帰還』

こういった六部構成をトールキン氏は望んでいました、しかしそういった考えていましたが、全て出版社側に退けられてしまうことになります。こういうところがあるからこそ出版業界の闇というものを直接確認することになるだろうと感じるかもしれませんね。

内容について

この指輪物語という作品についてですが、トールキン氏自身が言語学を始めとした神話関係に対する興味から想像することになったと言いますが、こういうところは現代でファンタジー関係の作品を好んでいる人達と共通しているところかもしれません。その後これらに影響を受けたトールキン氏が自らの手でファンタジー小説を書いていくことになりますが、中つ国とその世界のために、登場人物の系図や言語、ルーン文字や暦、歴史を含んだ完全な神話体系を創り上げる事に成功しました。これがこの作品の凄いところなんですけどね。

トールキン氏は指輪物語については基本的に宗教的でカトリック的な作品として描かれています。自身の作品のどんな種類においても寓意を含まないと繰り返し主張した上で、その問題について自分なりの考え方を序文にて述べているほか、支配の指輪というものが原子爆弾の寓話であるだろうという推測もされていますが、詳しいところは判明していません。